HiromiVoice

声で人を豊かにする、をビジョンに掲げるナレーター酒匂ひろみの日記

「しっかりやっていく」

f:id:aoioilove:20201022153500j:plain

 0. 冒頭の小話〜大変だけど幸せ〜

みなさんお久しぶりです!ひろみです。

最後の更新からなんと4ヶ月も経っていました。毎日息子のお世話やら家事やらトレーニングやらお仕事やら、バタバタしてて夜になるともう足がガクガクするくらい力尽きる日も少なくありません。これに加えて最近引っ越すことが急遽決まったのでバタバタが加速!息子の夜泣き(そんなに激しいものではないのですが)も夜中2回はデフォルテ。ここ数ヶ月、2時間以上連続で寝られた日は2、3日?ってくらい少ない涙。「大変だね、、、」と言われることも多いです。書いてて確かに自分大変だなって思うけど、とても幸せです。家族一緒に健康でいられるだけで幸せだし、やることがあるってすごくありがたいことだなぁと思う日々でもあります。日に日に深くなっていく目元の窪みだけは楽観視できないけれど(これ、どうにかならないのかなあ)!

さてさて、そんなことをタラタラ書いてる場合ではなく本題へ参りましょう。今日は最近心に響いた言葉をご紹介します。(いつも冒頭長くてすみません)

1. 「しっかりやっていく」

何かにつけて「しっかりやっていきたい」と締め括るのはよく政治家に聞く言葉だなって思ってたんですが、私の夫は毎日数回はこれを口にします。ついこの間までは「また政治家じゃ〜ん」とか言ってからかっていたのですが、この言葉、すんごく大切な重要なかっこいい言葉だなって思ったことがあったのです。

それは先週。やっとの想いで実現した京都への帰省中の出来事です。普段、午前中は特にテレビをつけない我が家ですが、実家は大抵日本テレビが流れています。朝の「スッキリ」を何気なく見ていたら、銀杏BOYZの峯田さんが出演されていました。ここだけの話、銀杏BOYZ峯田和伸さんも存じ上げなかった私。「へえ、すごく活躍されている方なんだな〜」と軽く視聴していました。でも、とあるシーンで耳が一気にダンボになったのです。

それは、峯田さんがオンラインライブを始めたという話題に入った時でした。「視聴者のみなさんにどんな想いで?」と聞かれた峯田さん。その質問に対して、「いや、もう何もないです。ただしっかりやっていくってだけです。どう思ったかは観てる人に委ねて・・・」言い回しは私のアレンジが入っていますが、このようなことを速攻で答えられていました。

その瞬間、峯田さんが、銀杏BOYZが長年第一線でご活躍になられている理由がわかった気がしました。

そう、誰にどう思われたいとか、何を届けたいとか、考えている時点で間違った方向なのですよね。これはナレーションの師匠にもよく言われます。自分の想像していることを届けるなんてとんでもないナルシスト。私たちの仕事はあくまで「想像していただくこと」。そのために文字を読み、理解し、意味を届ける。その中でテクニックを自身の感覚と塩梅で盛り込んでいく。その繰り返しです。

峯田さんの一言で、アーティスト、すなわち一表現者として絶対に忘れてはいけないことを思い出させてもらいました。

2. しっかりやっていくより他に道はない

話は戻りまして、私の夫は毎日「しっかりやっていく」と言います。最初は「何も具体的じゃないし、毎日毎日同じこと言ってウルサイな〜〜」と思っていたのですが、最近は「うんうん。本当にそうだよね」と共感しています。だって、しっかりやっていくより他に道はないのですから。もちろん、その「しっかり」の方法がとても大事なのですが、Anyway, しっかりやるしか道を切り開く方法はないとつくづく思う今日この頃なのであります。

3. 人それぞれの「しっかり」がある

どんな風に「しっかりやっていく」のかは人それぞれあると思います。よく言うじゃありませんか、失敗体験にパターンはあれども成功パターンは多岐に渡る、と。だからそのしっかりの種類は千差万別。私もまだ試行錯誤中です。その都度その都度の「しっかり」もあると思います。私だったら今は息子が最優先事項です。その中でどうやりくりしていくか。日々考えながら葛藤しながらやっています。たまに頭が混乱することもあるし、体力がついていかない日も正直あります。そんな時大切にしているのは、「少し」でも「丁寧に」鍛錬すること。そして「夢を諦めない」こと。できないときは休めばいいし、それがストレスになるのならほんのちょっとを丁寧に鍛錬してみる。そんなことをしながら過ごしている今日この頃です。

4. 最後に

峯田さんを拝見したのはテレビの中のたかが数分でしたが、とても魅力的な方だと思いました。それはきっとベクトルが良い意味で自分にあるから。「自分はただしっかりやろうと思ってます」の言葉からどれだけ日頃努力して、本番でどれほど集中しているのかを思い知らされました。思いがけずに心に火をつけてもらった出来事でした。

それでは今日はここまで。またお会いしましょう!