Hiromi Voice

声で人を豊かにする、をビジョンに掲げるナレーターひろみの日記

おっぱいとわたしの13ヶ月。【前編】

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みなさんこんにちは、ひろみです。

先日、息子が1歳1ヶ月になったタイミングで断乳しました。断乳後1週間くらいはは私に抱っこされるとたまに思い出したかのように服を覗きこむことはありましたが、求めて泣くことはなくなり、夜も以前とは比にならないくらい寝てくれるようになって(感動の涙涙涙)、私も息子も無事におっぱいを卒業し次のステージに上がったような感覚です。

もともと、いつ仕事が入っても大丈夫なようにとミルクと母乳の混合で育てていこうと思っていた私。ですが生後3ヶ月に入った途端、ミルクを全力で拒否するようになってしまいました(詳しくは後ほど)。

その後仕方なく完母になったわけですが、なんども乳腺炎になるわ乳首は噛みちぎられるわで、想像していた以上に涙あり笑いありの思い出たくさんの母乳生活となりました。

笑っちゃうくらい「おっぱい」が主語になっていた13ヶ月間。もうおっぱいは女性の象徴だとかエロの対象とかそんな存在に思えません。笑

私にとっておっぱいは、同志です。共に喜びを分かち合い、辛さを乗り越え、お互いを励ましあったパートナーのような存在になりました。

今日は、私が13ヶ月間の母乳育児を通して学んだこと、得た良い情報、感じたことを時系列的に書き留めてみたいと思います。どなたかのご参考になれば本望です!

(長くなったので前半と後半に分けてお送りします)

 【生後1ヶ月】授乳は1日20回!乳首が痛くてたまらない!

産後、骨盤はグラグラ、会陰切開したところは痛すぎて椅子に座れない状態で始まった授乳生活。産んだらすぐ母乳が出るかと思いきや、どんなに絞っても出てくるのは薄い、ほぼ水のような汁だけ。「ええ、こんなんじゃ育てられないよ?!」と驚いたのをよく覚えています。その初乳はちょっとでも飲ませると良いそうで、生まれて間もない息子を恐る恐る抱いて、スヤスヤと寝ている息子の唇に一生懸命乳首を寄せました。飲めたか飲めないかわからないまま初乳はなくなり、その後始まったのが激痛の日々。そう簡単に母乳が出なくて、産後2日目にして乳首が傷だらけ&かさぶただらけに。急いで夫に馬油を買ってきてもらい、ひいひい言いながら乳首をいたわりました。

この時は全く知識がなかったのですが、初産のママはおっぱいを作った経験がないので、乳腺が軌道に乗るまで時間がかかるんだそうです。当然乳首も硬くて、赤ちゃんも慣れていない中硬い乳首を咥えさせられてストレスなんですよね。お互い四苦八苦しながら過ごした入院期間。看護師さんから言われたのは「とにかくたくさんあげれば大丈夫。そのうちお餅のように乳首が伸びるからね」と。「お餅・・・??ほんまかいな!!!」と半信半疑で、1日20回ほど授乳をしました。もちろんお股は激痛なので椅子に座れず、夜な夜な立ったまま息子を抱いておっぱい丸出しで授乳したのは、今思い出しても本当によく頑張ったなぁと自分を褒めてあげたいです。

ポイント「乳頭はこまめに保湿をしよう!」

乳頭保護クリームは何本あってもいいと思います。私は途中から塗るのをサボっていたからか、息子の歯が当たっただけでいとも簡単に皮が剥がれました(きゃあ〜〜〜)。「毎日頑張ってるね」という気持ちを込めて塗ってあげると身体も幾分安まるような気がします。

①有名なのはこちら、「Medela メデラ 乳頭保護クリーム ピュアレーン」ですね。とてもよかったのですが、毎日使うのは少々割高かなと感じました。

②その後購入したのはこちら、「ピジョン リペアニプル」。薬局で気軽に買えるのが良かったです。ピュアレーンより少々お安め。

 

③最後に行き着いたのは、助産師さんにオススメされたこちら「WELEDA(ヴェレダ) カレンドラ ベビーミルクローション」。これは赤ちゃんにも使えるし、もちろん自分のボディトリートメントとしても全身に使えます。単体で買うと高めですが、長い目でみるととてもお得。私は200mlで4ヶ月以上持ちましたよ。香りもいいし、デコルテをマッサージしながら乳首をくるくる、乳房をまあるく包んで優しく撫でるとすごく癒されます。オススメです。赤ちゃんにもママにも使えて乳首も保護できるので、産後のお祝いにも喜ばれると思います

 【生後2ヶ月】母乳が飲めているか不安。授乳で身体が冷える

そんな入院期間を経て、毎日のように乳丸出しで授乳をしているとだんだんおっぱいが出るようになってきたよう。でもどれだけ飲んでいるかわからないので、不安な日々。「足りてるかな」「さっき飲んだけど泣いてるのは足りなかったのではないか」など、とにかくオロオロしていた記憶があります。おっぱい飲んだ後に不安になってミルクを足して吐かせてしまったことも何度もありました。

また、夜間の授乳も大変。3時間おきに起こされるのはまだいいのですが、寝ている間にも母乳が生成されているのでパンパンに張るのです。まだおっぱいも「どれだけの量を生産すればいいのか?」の経験がないのでわからず、作りすぎてしまうことが多々ありました。気がつけばパジャマもシーツも母乳でびっしょり。当時3月だったのでまだまだ夜は冷えます。産後はただでさえ冷えないようにと言われている中夜な夜な冷たい母乳に包まれてくしゃみをしながら着替えて温まる暇もなく服を捲り上げて授乳した夜。本当に寒かったし孤独でした。涙

ポイント「夜中は寒くて孤独!あったかいカーディガンを常備」

前あきのパジャマなら背中まで冷えないので良いと思いますが、まだ飲むのに時間がかかる赤子を抱えて夜中ぼーっとするのは結構孤独です。身も心も温めてくれる厚手で大きめのカーディガンを常備されることをお勧めします。出産祝いにいただいてもとても嬉しいな、と思いました。

【生後3ヶ月】ミルクを拒否!完母になる

それまでは夜寝る前にミルクをあげていた私。おっぱいが軌道に乗り始めた頃、息子も満足してお風呂上がりにすぐ寝てしまうようになりました。当時、夫がお風呂に入れてくれていたのですが、

夕飯→お風呂に入っている間に片付け&着替えの準備&ミルクを作る→息子をキャッチ→ボディクリーム→授乳→寝かしつけ

のスケジュールが寝不足の私にはキツくなってきていて、「今夜はミルク作らなくてもいいかな...」と2日ほどミルクを与えずにいたのです。すると、「数日哺乳瓶加えんと気が付いたんやけどな、ママのおっぱいが一番ええやん!僕もうミルク飲まれへんわ」と言わんばかりに2日ぶりに与えると全力で拒否!見事に一滴も飲みません。ミルクを変えても(4、5種類試しました)哺乳瓶を変えても(6種類くらい試しました)全力でNO!!!仕方なく、完母になったのです。

後から知ったのですが、1日2日ミルクを与えないだけで拒否するようになるのは珍しくないパターンだそうで、仕事などで人に預ける予定のある方は必ず一日1回はミルクを与え続けることを推奨します。いや〜それにしても「頑なに」ってこういう時に使うんだなぁと感心するくらいの拒否っぷりでしたね。

【生後4ヶ月】愛が止まらなくなる。授乳が好きになる

以前に、こんな記事を書いてことがありますが、

 

aoioi-love.hatenablog.com

生後4ヶ月は私にとって育児が楽しい、息子が愛おしいと初めて心から思えた思い出の時期でもあります。

この頃から息子もいわゆる「遊びのみ」をするようになり、授乳=大切なコミュニケーションの時間になりました。疲れて遊べなくてもおっぱいを通してお互いを感じることができる。お母さんは休むこともできますしね。この頃にはすっかり乳首も柔らかくなって痛みもゼロ。乳腺からはドクドクドクッと母乳が流れ出るのを感じますし、全身で息子に栄養を送っているのを毎度実感しました。息子は私の顔を見たり一生懸命飲んだり、「ああ幸せだなぁ」と思えるようになりました。

【生後5ヶ月】夜泣き再来。おっぱいだけが唯一の武器

生まれた時から人の気配や物音に人一倍敏感で(人一倍敏感だと知ったのは姉に指摘されたからwそれまではこれが普通の赤ちゃんだと思っていた)寝たと思ったらいとも簡単に起きてくれる息子。夜間も同じくで、産後やや収まりかけていた夜泣きが再来したのもあり、もう大変。その度に私はすぐにおっぱいを差し出し、半分寝ながら授乳。おっぱい以外に泣き止まさせる武器がなかったのです。寝ぼけて授乳、寝ぼけて授乳...この繰り返しがその後恐ろしい乳腺炎を引き起こしてしまうことになるとはつゆ知らず...涙。

ポイント「どんなに眠くても、授乳枕は使うべし」

後々に乳腺炎を引き起こすことになった最大の原因は、吸わせ方でした。眠すぎて授乳枕を使うことすらめんどくさくなってしまった私でしたが、ちゃんと使って正しい姿勢と正しい向きで吸わせるべきでした。なお、授乳枕は質の良いものの方が絶対良いです。中身がズレやすいビーズ製ではなく、みっちり密度が詰まったものを。ビーズ製のものよりも少々お高く感じるかもしれませんが、お母さんの身体が格段に楽になるのでここは一つ投資しましょう。

 

【生後6ヶ月】初めての乳腺炎。初めての助産

8月、真夏の日曜日昼下がりでした。息子がお昼寝中、夫はフットサルへ行っているので一人PCに向かっていた時のこと。「ぶるるるるるるるッ」と急に悪寒が走ったのです。「あ。これはやばいやつだ」と直感的に思いすぐに厚着する私。外は30度越えの真夏日和にも関わらず、寒気が止まりません。すぐに熱を測ってみると38度4分。「もしかしてコロナかも...」という不安もありつつ、左胸も痛いしおそらく乳腺炎だろうと判断しました。というもの、少し前から前兆があったのです。 

いつもならゴクゴク飲んでくれる左のおっぱいを1日前くらいから少し飲んではパッと乳首から口を外すようになった息子。おそらくおっぱいが詰まって美味しくない乳になっていたのだと思います。試しに(←)昼寝から起きた息子に左乳を与えてみると食いつきは良いものの、やっぱりすぐ外してしまう。試しに自分で舐めてみると、海水のように塩辛い!衝撃でした。これはとてもじゃないけど飲めない。でも飲んでもらわないとどんどんおっぱいは張ってしまう。申し訳ないなと思いつつ、ちょこちょこ咥えさせてはしょっぱいおっぱいを吸ってもらいました。

日曜日なので空いている病院もなければ助産院はない。とりあえず今日は頑張って耐えて明日朝一で行こうと、夫にポカリスエットおかゆや夕飯のおかず(夫の分)やらを買ってきてもらい、彼の帰宅と同時に息子のお守りをバトンタッチ&毛布にくるまってダウン。熱はどんどん上がるし寒気はおさまらないしでとにかく怖かったです。夜も汗びっしょりになるくらいに着込んで着替えて、熱は37度台まで下がりました。左のおっぱいはまだ痛いけど、夜間頑張って吸ってくれた息子の頑張りもあってだいぶ楽に。朝一番で隣駅の助産院へ電話すると、

「それは乳腺炎ね。今すごく辛いね。ちょっと予約調整できないか確認するわね。またすぐかけます。あなたは午前中行ける病院を探して一応予約をしておきなさい。」

と、まるで母親のように親身になってテキパキと指示されてその通りに動く私。数分後電話がかかってきて、「調整できたから9時に来てください」とのことで30度の炎天下、当時7キロを超えた息子を抱っこして隣駅の助産院へ向かいました。

診察台に寝て左胸を触ってもらうと

「ああ、これは辛かったわね〜。あのね、授乳の体勢が悪かったのね。乳首が左右あっちを向いているでしょう?正しい位置はまっすぐ。これでは乳腺が詰まっちゃうのね。」

などと解説しながらおっぱいを揉んでどんどんしょっぱいおっぱいを出していきます。まるで噴水のごとくピューピュー出てくるおっぱい。助産師さんのメガネにもお構いなしに飛び散っています。申し訳ないなあ...と思いつつされるがままな私。しばらくすると、「ふ〜!これでだいぶ楽になったと思うよ。〇〇くんにも飲んでもらいましょ」と息子に乳首を咥えさせると「待ってました〜!この味この味」とでも言っているかのようにゴクゴク飲んでくれました。そんな様子を見ながら、育児の話や母乳のあれこれを話しながらおっぱいマッサージをしばらくするとすでにおっぱいは通常モードに。思いがけず育児の相談もできて、心もスッキリして軽やかな足取りで帰路に着きました

「念の為、病院でカロナールっているお薬をもらってね。また熱が出ると大変だから。金曜日にもう一回来てください」

と言われてその日は帰宅。処方された抗生剤とカロナールを飲んだら翌日にはすっかり元気になっていました。

初めての乳腺炎。病院へ行っていたらおそらく薬を処方されていただけだっただろうなと思います。助産院は保険が効かないけれど、言うなれば「ママの駆け込み寺」。電話に出た瞬間からまるで我が子のように親身になって話を聞いてくれ、迅速に対応くださったこと、色々な話をしてくださったこと、その空間がどれだけ私の心を癒してくれたことか。助産院のありがたみを初めて知りました。

ポイント「乳腺炎だと思ったらすぐに助産院へ!ほとんどは飲ませ方一つで治る」

乳腺炎の原因は、日頃の疲れや食生活などもありますが、基本的に正しい姿勢と向きで吸わせていれば詰まることはないと思います。詰まってしまったら自分で出すのは困難なので一刻も早くプロのところへ行きましょう。料金は大体初診が7000~6000円、2回目以降は5000~4000円のところが多いです。少々お高く感じても、育児の相談もできるし日頃のストレスも吐き出せるし、開業されている場合は心優しい助産師さんがほとんどなので一度行くと癒されること間違いなし。行く価値はあると思います。病院でお薬をもらうこともできますが、乳腺炎は一度なると癖になるので根本的に治すこと、また自力で治すすべを知っておいたほうがいいと思います。そのためにはきちんと授乳体勢の指導を受けること。本来は出産した病院や、1ヶ月検診などで無料で受けられるのが理想ですよね。