HiromiVoice

声で人を豊かにする、をビジョンに掲げるナレーター酒匂ひろみの日記

2020年の振り返りと2021年の想い

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みなさんこんにちは!気がつけばもう大晦日。今年の振り返りや最後の配信はもっと前もって収めておきたかったのですが、こんなギリギリになってしまいました。

出産から始まり、あっという間に、でも思い返すと長かった、そんな1年が終わろうとしています。今年も、

今年の振り返り - Hiromi Voice

にならってざっと振り返りをしてみたいと思います。

1月

予定日より早く産まれたらどうしよう?と毎日そわそわしていました。毎朝毎晩夫に、「ねえ、今日産まれたらどうする?」と聞いていたのを思い出します。なんて幸せな光景なのでしょう。結局そんなことは全くなく過ぎたのですが。この月の思い出は仲良し夫妻がお家に遊びに来てくれたこと。生後2ヶ月弱の娘ちゃんを抱いて小雨の中来てくれました。ありがたい。まだコロナも拡大してなくて、4人初めてノンアルで7時間ほど語らって、とっても楽しいひと時でした。平和で穏やかで、幸せな1月でした。

2月

予定日は2/10。でも40週過ぎても降りてくる気配はなく、予定日の前日から入院することに。ちょうど建国記念日だったので病院はシーンと静か。お医者さんが皆揃っている翌日に陣痛促進剤を打つ予定でした。2/9に入院して、バルーンを入れてもらった後すぐに来た猛烈な腹痛。陣痛ってこんな感じなの?それともこれはただの腹痛?どっちかわからずずっとトイレにこもっていました。応援に来てくれた父と母ともろくに話せずそのまま夕方には陣痛室へ。ここからが長かった…。詳細は

 
 
 
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に書いているので、ご興味ある方はぜひお読みください。(痛いのが苦手な方はスルーなさってください。私の姉はこれを読んで震え上がっていました笑)

一番驚いたのは、出産中よりも産後の痛み。こんなに痛いなんて、こんなに漏れるなんて、聞いてないよ〜〜〜!!と。そして一日10回以上続く授乳。これまた痛い。母親になるって、痛いことなんだなあと思ったこと、一生忘れないと思います。同時に、出産も育児も決して一人ではできないということも身を以て感じました。産後毎日ご飯を届けてくれた母には感謝してもしきれません。私を含めて4人を産み、育ててくれたお母さんの凄さを初めて知ったように思います。産後は息子の呼吸が変な音を立てている!とか、へその緒がなかなか取れない!とか、黄疸が引かない!とか、ありとあらゆることが心配で心配で、もともと心配性なタイプですがそんな私もびっくりするくらい心配で毎日生きた心地がしませんでした。笑

同時期にコロナが拡大してきて、不安と心配の毎日。去年立てた目標

  • 面白がる(ナレーションも同じ)
  • 60点で合格
  • 自分の笑顔を一番に考える

すでに達成できず。母は強しっていうけど逆じゃん私〜と感じた1ヶ月でした。一方、あんなに痛い思いをしたのに、スヤスヤ眠る息子は可愛くて出産翌日には「もう一人ほしいなあ」と夫にポロリと言ったのには自分でも驚きでした。心配で不安で、感謝な2月でした。

3月

息子が少し人間らしくなってきて、相変わらず夜は頻繁に起きるし、昼間も私から離れるとすぐ起きるしで家事をするのが精一杯だったけど、アフレコを楽しんだり外気浴を楽しんだり、少しずつ余裕が出てきた1ヶ月。お義母さんが大事に取っておいてくれた着物を掛けて近くの神社でサクッとお宮参りをしました。夫も私も毎日睡眠不足で顔がむくんでいる写真が愛おしいです。

音声配信も再開しました。産後初めての配信は

anchor.fm

やっぱりこれ。こちらも痛い話なので苦手な方はご遠慮ください!(友人(男性)は怖くて最後まで聞けなかったそうです。笑)産後初めてのナレーション案件もいただきました。Mさん、いつもありがとうございます。母子共に人間らしい生活を取り戻しつつある3月でした。

4月

3回目の結婚記念日。記念すべきこの日に会社を設立した夫。2つのお祝いをかねて妊娠中食べられなかったお寿司を買って、ノンアルで乾杯。家族3人写真をオーブンレンジの上に立てたスマホで自撮り。ちっこい息子が可愛い。生活リズムも整ってきて、ナレーション以外の仕事も再開。希望に満ちた4月でした。

5月

自粛生活が世界的に広まってきました。と同時に、主に海外のリスナーの方からDMをいただくこともこの頃から増えてきました。みなさん日本語はよくわからないものの、「安心するから」「心地が良いから」聞いてくださっているとのことでとても嬉しかったです。声の持つ力を再認識しました。同時に、ナレーターとして早く第一線で活躍できるスキルをつけたい!とレッスン再開への意欲が高まり、師匠に連絡。今思うと焦り過ぎてたな、と反省。焦っていた5月でした。

6月

31歳の誕生日。たまたま家族みんなで集まる日が私の誕生日で、それはそれは大きなケーキを2つを買ってもらい、お祝いしてもらいました。息子も初対面できて、色んな人に抱っこしてもらいました。幸せですね。幸せな6月でした。

7月

レッスン再開。初回はいい感じ。しかしここから私の焦りと欲が裏目に出て、1ヶ月ほど負のスパイラルに陥ることに…。な〜んであんなに焦ってたんだろ?と今になっては思います。当時は早く社会復帰したかったのだと思います。振り出しに戻った7月でした。

8月

師匠にダメ出しばかり食らって本気で泣きました。夏なのに鼻水も垂れました。ダメ出しされたことに泣いたのではなく、ダメ出しされるまで自分が間違った方向に進んでいることに気軽かなかった事実に情けなくて涙が出ました。あんなに人前で泣いたのは社会人になって初めてかもしれません。ここから私のスイッチが変わった、かな?

もう一つ泣いたこと。それは乳腺炎になったこと。夫がフットサルで不在中、ゾクゾクゾクっと悪寒が走ったと思ったら一気に発熱。39度近くまで上がり、おっぱいは激痛。夜な夜な震えながら泣く泣く真夏の日差しの中、リュックと息子を背負って助産院へ。幸い薬とマッサージで1週間ほどで治ったものの、死ぬかと思った乳腺炎助産院のありがたさを感じました。色んな意味で泣いた8月でした。

9月

少しずつ軌道修正できた、ナレーション。息子もよく動くようになったので日中はほぼ練習の時間を取れず、夜寝かしつけた後フラフラになりながら1時間集中。狭い我が家なので声で起きるだろうなと思いつつ、徹底的にやらせてもらいました。割とよく寝てくれた息子くん、ありがとう。集中した9月でした。

10月

急に引っ越しが決まり、現地へ内覧、土地勘のないところだったので色々リサーチ、保育園申し込みゼロからやり直し(保育園も全くわからないので地図とネットとにらめっこ)、契約、引っ越し準備、その間に京都に帰省、と忙しかった....。直感で決めた引っ越しと物件。こういう時の直感は良い方向に進むものだな、と振り返って思います。結局なんでも直感がすべてなのかもしれません。直感で動いた10月でした。

11月

引っ越し当日は季節外れの暖かさと天候に恵まれて、昨年の結婚式同様恵まれているなあと感じた日でした。都外の引っ越しは久しぶりで、家族3人分の荷物は初めてで、夜の7時頃までかかりました。引っ越しの夜はカップラーメン、それとビスケット。とにかくエネルギーを欲していた。息子の保育園も無事決まり、新しい生活にワクワクした11月でした。

12月

そして今月。1年の疲れが一気に出たかのように、夫から風邪がスタート、私に移って案の定息子にも。私は2回目の乳腺炎にもなり、なんども助産院へ通いました。そこで気が付いたこともたくさんありました。全ては意味あることなんだって、よく言われるけれど、そう思った方が絶対良い方向に行くよってことなんだと思います。息子くんの夜泣きやおっぱい求愛も増して、クタクタボロボロな12月。笑 これもきっといつか笑って話せるんだと思います。クリスマスに撮った家族写真、夫は散髪してなさすぎてヘルメットを被っているみたいだし、私は疲れ果ててやせっぽちでご飯たべさせたくなる感じ。息子だけ元気いっぱいで何より!

一人では何もできないと感じた1年

2020年も、昨年や一昨年と同様怒涛に過ぎていった(3年連続引っ越しもした)。今年をあえて言葉で表現するなら何かな?と考えて一番しっくりきたのが

一人では何もできないと感じた1年

 でした。あんなに長く険しい出産、びっくりするぐらい身体がボロボロになって動けない産褥期、回復しきらないまま手首を痛めたり腰を痛めたり、髪が抜けたり乳首が切れたり、わけわかんない泣き声に余裕がなくなり、自分と家族の不調と付き合いながら笑ったり泣いたりしながら過ごす育児期。

ここまでやってこれたのは、いつも隣にいてくれる夫を始め、サポートしてくれる両親、応援してくれる家族や友人、温かいコメントをくださるリスナーのみなさま、信頼してくださるクライアントのみなさま、関わる全ての方のおかげです。

コロナで「分断」されたと言われる社会。私はそうは思いませんでした。直接会えなくても、顔は見えなくても、インターネットを通じてたくさんの愛を感じることができた1年でした。本当にありがとうございます。

2021年の想い

また、私自身YouTubePodcastを通して「声の持つ力」を再認識した年でもありました。声で人を豊かにしたい、というビジョンを掲げたのは1年前。豊か、という表現が曖昧だと思われる方がいるかもしれませんが、私の中のイメージは「和らぐ」感覚です。悶々としていた気持ちが晴れやかになったり、悩んでいたことが解きほぐれたり、不安な気持ちが薄らいでいったり…。誰かの悩みを直接解決することはできないし、傷を癒すこともできませんが、ちょっとでも「ホッ」と一息つける。そんな一助になれたら幸いです。

今年は育児に奮闘した年でした。幸いにも保育園に通うことができており、息子も今の所園生活を満喫してくれているようなので、母は家族のため、社会のため、未来のため、自分のできることを自分のしたいことでコツコツ実現させていきたいと思います。

声で人を豊かにする

 おこがましいかもしれませんが、2021年はこの想いをより一層強く持って走っていきたいと思います!

みなさま、来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えくださいませ。また2021年にお会いしましょう!

心から愛と感謝を込めて。2020年12月31日 酒匂ひろみ