HiromiVoice

声で人を豊かにする、をビジョンに掲げるナレーター酒匂ひろみの日記

ママ歴2年目、早速泣いた

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みなさんこんにちは、ひろみです。

先日1歳の誕生日を迎えた息子。ママ歴も2年目に入りました。1歳になると歩行もできて単語も出て来て、一体どんな楽しい毎日が送れるのかな♡なーんて想像していた私ですが、昨晩、早速夜な夜な泣いてしまいました。

産後1ヶ月はホルモンの関係で過度に不安になったりしたものの、その後はなんだかんだ楽しくやって来た育児。一体私に何があったのか(大げさw)今日はそのことについて書かせていただきます。

夜寝てくれない!

息子を出産してから丸1年と少し。大半のお母さんお父さんがそうだと思うのですが、私も一度も朝までぐっすり寝れたことはありません。

息子は産まれた時から敏感で、ちょっとした物音ですぐ起きて泣くし、入眠してから律儀に3時間(時には2時間、一時期は1時間)ごとにおっぱいを求めて起きてくれるし、最近はめっぽう私でないと泣き止まず、どうしたものか...。と悩む日々。

夜寝てから朝までの間に4,5回起きるのは当たり前で、当然抱っこや授乳をしないと寝てくれないので私の背中は日に日にまあるくなっています。

といって、ついこの間まで悩むってほどではなかったのです。

そりゃあたまに「産まれた時からよく寝てくれる」「産後すぐから7時間くらい寝てくれるからもう回復した」などと聞くと心底心底心底!!羨ましいと思うのですが、子供には個人差があるし、息子には息子なりの成長の仕方があるからこればっかりは焦っても仕方ないな。と思っていました。幸い、割とショートスリーパーなタイプでもあったので、夜中泣かれるのはしんどいなと思うものの、睡眠不足に対するストレスはさほどでもなく、日中お昼寝することもなくここまでやってこれました。

けど。

人間、ストレスが複数重なると、一気にガクッとダメージを受けますね。涙

ご飯を食べない!

3回食になった9ヶ月頃から、全力で拒否するようになり、食べ物を掴んでは激しく投げ、(余談ですが投げるのは悪いことではないらしく、そのまましたいようにさせたら良いそうです)ぐずる息子。当初は「これも一時的だろう」と思っていたものの、気がつけば3ヶ月続いてる。これ、大丈夫?という心配と、汚れ物のストレス、食べ物を無駄にする罪悪感、どうせ捨てられるのに作るストレス。次第に食事の時間がくるのが怖くなって来てしまいました

もともと料理も食べることも好きな私。息子と食事をする日を楽しみにしていただけに、ショックはとても大きかったです。

でもこれも、ついこの間まではあんまり深刻に考えていなかったのです。

「いつか食べてくれるだろう」「おっぱいが美味しすぎるんだろう」「大して用意しなくてもいいから楽じゃないか」と楽観的に考えていました。

おっぱいが悲惨!

睡眠も食事も、それなりに面白がってやってこれただろうに、昨夜思わずホロリとしてしまったトリガーはおそらく、おっぱいトラブル

断乳したらぜひまとめたいなと思っているおっぱいのあれこれ。本当に色々ありました。

ここまで乳腺炎になる人いるのかな?というくらい、なんども助産院にお世話になりましたし、その度に高熱や痛みに耐えて来ました。昨年末はピークで、新しい環境に慣れるのに必死な中、何度も何度もおっぱいに悩まされ、その都度「いつか終わることだから」「すくすく育ってくれている代償だ」と自分を励ましやって来ました。悲観的になって泣いたことはありませんでした。

でも。でもでもでも。

先日のこと、夜中の授乳で寝ぼけて息子がやってくれたんです。

ガブリ

と。そう。乳首を噛みちぎられたのです。やられた瞬間、「ああついにこの日が」という感じだったのですが、まさかこれほどの傷になっているとはつゆ知らず、翌日お風呂の中で真っ青になってしまいました。乳首の根元の一部が剥ぎ取られたような感じ。痛いってもんじゃない!飲まれるたびにしみるし、太い針を刺されたような強い痛みが一部に響きます。痛みに強いと自負している私も傷口を見てしまった以上あげる勇気が出ず、一晩あげずに片乳だけで授乳していました。

でも数時間溜めるとまた乳腺炎のリスクが出て来ます。私はもう何度も繰り返しているので、ちょっとしたことですぐ詰まってしまうのです。おまけに「まだおっぱい足りないよ!右乳もあるなら出してよ!」と言わんばかりに左乳だけでは泣き止まない息子。仕方なしに覚悟を持ってあげると、、、、、もうね。

悶絶です。涙涙涙

その瞬間、寝てくれないこととか食べてくれないこととか一気に来て涙がホロリ。がんばって自分を奮い立たせたり励ましたりしていたモノがバランスを崩した感じ。プツッと何かが切れたように泣いてしまいました。

痛みは人の余裕をなくす

出産中も思ったのですが、痛みは視野を一気に狭くして、心の余裕を奪ってしまいます。陣痛中、驚いたものです。一定間隔でくる陣痛。痛いときは何も考えられないけど、痛みが引くとLINEもできるしお腹すいたな〜なんて感覚も戻ってくる。そのギャップに驚愕でした。

今回も、乳首の痛みに私の心の余裕が一気に奪われた気がします。痛いって、ほんとに辛い。寝れないもの辛いんですけどね。食べてくれないのも辛いんですよ。でも痛いのって、もう一気に視野が狭くなっちゃう。

これって、身体がいつも通りではないということですよね。私は今は乳首だけど、世の中には事故にあったり病気をしたり、持病があったり、様々な「痛み」を抱えている人いっぱいいます。心の痛みも同じだと思います。誰かに傷つくことを言われたりシカトされたり。大切な人を失くしたり、大きな挫折を味わったり。「痛い」ってすごく辛い。

そんなことを改めて教えてもらった夜でもありました。日頃、様々な痛みに耐えていらっしゃるみなさま、本当に頑張っている。心の余裕がなくったって当然です。痛い思いをしているな、という方が近くにいるみなさま、どうか優しくしてあげてください

物事の良い面をみる時間を持つこと

とまあここまで弱音を吐かせていただきましたが、子育てって永遠に続くものだし、しんどさはどんどん上書きされるんだそうです(怖いな〜笑)。でも私の姉曰く、やっぱり寝れない辛さは一番心身にくるから、そういう意味では今以上の辛さはない、と。

そう聞くと、ここまでやって来た私はすごくえらいし、この先寝れなくっても全然動じることもないだろうし、少しは成長してるんじゃないか、って自信にもなります

それに、息子の笑顔や寝顔やおしゃべりやリアクションや抱っこを求める姿や頬ずりしてくれる姿はやっぱり何にも代え難いくらい愛おしい。あ、書きながら泣けて来ちゃった。笑

いつか巣立っていくだろう息子とあと何年こうしていられるだろう、と思うと、ああ泣けてしまいます。そのくらい、私たち親は彼からたくさんの幸せをもらっているんですよね

寝てくれないがなんだ!食べてくれないがなんだ!

熱を出して苦しむ姿よりもましじゃないか。大きく育ってくれているから何も問題ないじゃないか。いや、ほんとにそうなんです。

私の師匠が言っていました。「親孝行なんてもんは、2歳までにみんなしてるんだよ。あれほど可愛い時期はないぞ」と。

あ〜泣けます。いろんな涙が出ます。朝から大変だこりゃ。

痛かったりねれなかったり忙しかったり色々重なると、人間余裕がなくなります。そして涙が出たり、落ち込んだり、最悪の場合涙すら出てこなくなっちゃいます

でも本当に物事は悪いことばかりなのか?とふと立ち止まる時間を持つこと、とても大切です

(たかだか育児でしょ、と思われる方もいるかもしれないし、この先もっと大変なことがあるのに何甘えてるんだ、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、いいじゃないですか。人によって何が辛いかなんてその人にしかわからないものです。辛そうだったら話を聞いてあげる、「よく頑張ってるね」と一言声をかけてあげる、でいいじゃないですか。ね!)

つい、視野が狭くなってしまった昨晩。

こうやって文字起こしすることで私の脳みそはポジティブな方向に切り替わりました!(単純)

物事の良い面をみる、って調子の良い時はできても悪い時はなかなかできないもの。だからこそこういう時間をとる。なんでもいいと思うんです。映画を見たり漫画を読んだりお笑いを見たり散歩したり美味しいもの食べたり誰かに話を聞いてもらったり。私の場合は言葉にすることが一番切り替えられるかな。そういう術を知っている、というもの大事なことですよね。

さいごに。祖母との会話

先日、94歳になる祖母に電話したところ

「子だれは親だれ("子がだるいと親もだるい" 熱が出た息子の状態を聞いてそういう言葉があると教えてくれた祖母)というしね、子育ては本当に大変だよ。だからね、人並みでいいよ。人並みでいい

と話してくれました。

心がす〜〜〜っと軽くなりました。と同時に、90歳を過ぎても子供や孫を気にかけ、電話するたび温かい言葉をかけてくれる祖母に感謝の気持ちでいっぱいになりました。大正生まれの祖母。彼女の時代はもっともっと大変だっただろう子育て。痛い思いも私以上にして来たことでしょう。そういうことを想像するとこれまた涙が出て来ました。

「おばあちゃん、女性ってほんとに大変だね」

と思わず言ってしまった私。

「そうよ。だから子供はお母さんが大好きなんだよ」

祖母とママトークらしきものが少しできたことが、ちょっぴり嬉しい私でした。

 

今日も一日、頑張ります!みなさまも良い一日をお過ごしください。

毎日頑張っているママ、パパ、パートナーのみなさん、そして痛みと戦っているみなさん、お疲れさまです。頑張っている自分を褒めて、やっていきましょうね。

それではまた次回お会いしましょう!さようなら。