ナレーション業修行の道#14〜表現はお道具箱のようなもの〜
こんにちは。
プロのナレーターになると志して半年、正直自分のレベルに落胆することもありますし、焦りを感じることもあります。
そうなると、基本を忘れて小技を使って見たり色をつけて見たり。成長速度を落とす魔物が出てくるんですよね。そんな時、
「完璧なんてありえないんだから。いろんな正解があっていいんじゃないの?」
とKさんに言われたのです。そこでふと思い出したのがお道具箱。
いろんな正解がある。ナレーションなら、いろんな声があって出し方がある。
正解も完璧もない。
例えば自分のキャパシティがお道具箱だったとして、クレヨンだけを使ってもいいし、色鉛筆と色ペンを使ってもいい。ハサミとカッターを今から手に入れる。それが鍛錬。
そんなことがパッと頭によぎりました。
プロはお道具箱が大きくて頑丈で、道具がきちんと備わっている。でも全部を使う事はあんまりないと思うんですよね。必要に応じて使い分けられるのがプロなんじゃないかなとも思いました。
今の私のお道具箱は、まだまだ小さくて貧弱ですが、これから大きく頑丈に、そしていろんな表現を身につけて、使っても壊れない道具を集めていくのがこれから。
道具が少ないながらもできる事はそれなりにあると思うので、鍛錬と並行して、使って行きたいとも思う今日この頃なのでした。
それではまた!