Hiromi Voice

声で人を豊かにする、をビジョンに掲げるナレーターひろみの日記

ムンク展へ行ってきました。

こんにちは。

一気に冬らしい寒さになってきましたね。私はおとといくらいから喉が痛いな〜乾燥にやられたか。。と思って洗面所で喉を覗いたら、なんとまぁのどちんこの付近に口内炎があるではありませんか。こんなところに口内炎ってできるんですね。ご飯を飲み込むの時が一番痛いです涙。その後さらに痛みがましたと思ったら今度は扁桃炎になっていました。ひえ〜。

さてさてそんなことは置いておいてですね、先日私は上野の東京美術館で開催されているムンク展へ行ってきました。

平日だったにも関わらず、中学生からお年寄り、海外の方までチケット売り場は長蛇の列。でも意外とサクサクっと進みました。並んでたのは15分くらいかな?

ムンクといえば誰もが知る「ムンクの叫び」。お恥ずかしながら私、ムンクの叫び以外何も知らず、そもそもムンクがどんな人だったのか、他にどんな作品があるのか興味を抱いたことすらありませんでした。

なのでこれを機にと思い、事前にムンクのことをリサーチしてから行きました。

ちなみにやっている方も多いと思いますが、これをするのとしないのとでは楽しみ具合が全然違うのでおすすめです。かつ、音声ガイドの併用も!500円程度でつけられます。チケットに加えて音声ガイドかぁ・・なんて思わず、ぜひ活用してみてください!全然違った楽しみ方が味わえると思います。

ムンク、一言で言うなれば、孤独な人。と言う印象を持ちました。

幼い頃から、母、姉、弟など死に向き合ってきたためか、常に「人はなぜ生きるのか?」と問い続けたと言います。

そして、全ての感情を想いを絵にぶつけて表現してきたんだなぁと感じました。

とても印象に残った作品の一つが「赤い蔦」。手前に人間(ムンクでしょうか)、背後には赤い蔦に覆われた1軒の家があります。これは嫉妬心を表したと言われる作品。見ると、ゾッとするほどおぞましさを感じました。

ちょうど40歳くらいの時に精神病院へ入ったと言われるムンク。ちょうどこの作品が37歳くらいなので、結構辛い時期に筆をとったんだろうなと想像します。

「結婚は犯罪と同等」とし、生涯独身を貫いたムンク

展示中、二人組のマダムがボソボソと「病んでた人なのね」と話す声が聞こえました。

そういう言い方もできないことはないかもしれませんが、それでも絵画を通して自分の内面をぶつけ、永遠の自分のテーマに向き合い続けた精神は素晴らしいと思います。

かつ、きちんと絵の勉強をした上で、当時としては新しい書き方(筆の線を残した書き方は斬新で、最初の展示会は1週間で中止になったとか。でもそのおかげで有名になり、彼の支持者も出てきたそう)を確立するのもかっこいい。

ムンクは版画にも積極的に挑戦しており、いくつもの有名な作品を残しています。その中で、一枚の作品をパーツごとに分け、組み合わせられるようにしたことで、同じ絵でも違った色合いで表現するという手法を生み出しました。(色が違うだけで全く別の作品に見えるから驚きです)

ただ闇雲に、自分の感情のはけ口に筆をとり、表現し続けたのでない。もしかしたらそういう時期もあったかもしれないけれど、基礎を学び、習得し、自分のカラーを出し、常に新しい表現方法を模索する。

素晴らしい芸術家だなぁと、月並みな言い方ですが心から思いました。

だからこそ、人々の心に入ってくるのだと。

晩年は大きな家を購入し、自分の作品を「子供たち」と呼び創作活動をしていたというムンク

ようやく、心の拠り所を見つけたのかもしれません。

にも関わらず、晩年ナチス政権の影響で作品の一部を「大衆ものだ」と言われ押収されたという話を聞いた時は胸がぎゅうっとなってなんだか涙が溢れてきました。

本物を見ること。本物を知ること。

これからも大切にしていきたいです。そして、本質を忘れず私も日々努力していこう、と改めて思うのでした。

それでは、また!