HiromiVoice

声で人を豊かにする、をビジョンに掲げるナレーター酒匂ひろみの日記

辞める勇気とあきらめる勇気

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みなさんこんにちは、ひろみです。1月も最終日ですね。月末が金曜日!今夜はプハ〜ッとされる方が多いのではないでしょうか?(いいなぁ…!)

さて、今日は「辞める勇気とあきらめる勇気」について。

 継続案件をお断りしたら…

先日私は、昨年から引き受けていたとあるお仕事の更新を辞退しました。

とても誠実なクライアントさんで、お仕事もやりやすかったのですがなんとなく次のステージへ行きたいなと言う気持ちが強くなり、お断りに至りました。

もう間も無く出産だし、しばらくは育児に専念かな…いいタイミングかな、と思っていた矢先、立て続けに3件も新規のご依頼をいただきました。一度に3件いただいたのは開業以来初めてだったので、とても驚きそして嬉しかったです。

そしてふと思ったこと。

何かを捨てると新しい物を手に入れる

こう言った言葉はみなさんもどこかで耳にされたことがあるのではないかと思いますが、まさにその通りだなと実感しました。

ただし。

これには条件があると思うのです。やみくもに何かを辞めればいいと言うわけでなく、きちんとある方向に向かって「努力」し、それを「継続」していること。すなわち次のステージへ行く「準備」ができていること

これらが揃っていれば、何かを手放した瞬間その隙間にスルッと新しいものが入ってくるのではないでしょうか。

と、言うのも、1年前開業したとき私は何もまだ準備が整っていなかったんです。

心身ともにバランスを崩し、会社員を辞め、考え方を矯正している最中、思い切って開業届を出しに行った。ただそれだけでした。ナレーターとしての自覚も今思うとただ気合いしかなかったし、練習だって今と比べればお子様レベル。とっても恥ずかしくなってしまいます。第一歩を踏み出したことで、少しずつ自覚が芽生え、失敗もして、脱サラしたことで「自分」がどう感じてどう考えているのかが分かってきた。

そこから少しずつ少しずつ、仕事や人との出会いが変わってきたように思います。

あきらめたら見えてきたこと

もう一つ、大きなきっかけだったのは妊娠でした。

つわりによって想像以上に身体が言うことを聞かない、全く動けない、水すら受け付けない。こんなに辛い状態が3ヶ月近くも続くなんて思ってもいなかったので当初は戸惑いました。約束したランチもいけない、打ち合わせにも顔を出せない、仕事は断るしかない。仕事どころか、人にすらまともに会えない。ましてや練習なんて全然できない。焦る毎日でした。でもあきらめるしかない。だって身体が言うことをきかないのですから。
一方で、不思議なことに、這いつくばって通っていたレッスンにて師匠には反比例のごとく「良い」評価をされることが増えていったのです。何が違うのだろう…
と当時は分かりませんでしたが今なら分かります。

練習内容ではなく、私生活が変わった

のだと。

それまで私はせっかちで慌てん坊で、なんでも全力投球で失敗もよくするし頭に血が上りやすくかっかしやすく、みんなに良い顔しようとして疲れるし、落ち込むし、ストレス発散は不健全な方法だったし、不器用でダサいの塊でした。
それが、会いたい人にだけ会う、自分を第一に考える、好きなことをする時間を増やす、自然を見る、ささやかな感動をたくさん集める、嘘をつかない、丁寧に食事をする
ありがとう、ごめんね、いただきます、ごちそうさま、おかげさまで、行ってきます、おかえり、おやすみなさい。そんな言葉を大切にする。
こんな、当たり前でしょ!と思われるかもしれないことをいつのまにか今までどこかに置いてけぼりにしていたことに30歳になってから、悪阻をきっかけに気がついたのです。

いい意味で「諦めた」ことにより、見えてきたことそして変わったこと。これはとても大きな変化でした。

一見ネガティブに聞こえるけれど

「辞める」とか「あきらめる」って、一見ネガティブに聞こえますが、そんなことないんだなぁと学んだこの1年でした。むしろ今ある状態やこれまでの自分の考え方に固執したり、優先順位を履き違えてしまったりしていることで失っていることも多かった、と反省する次第です。

退職と開業、そして妊娠が私に大きなきっかけをくれました。もっと言うとその前に結婚ですね。結婚して当初は試練が多く悩んだ時期もあったけど、今思うと全てが好転してくれて、あぁ、あの結婚からだんだん周りの環境が変わってきたなと実感します。

変わり行く私を見守り応援してくれる夫や家族、友人。そして音声配信などを聴いてくださったりメッセージを送ってくださったり応援してくださるみなさま。改めて感謝をお伝えさせてください。

これからも、精進していきます🌿

それでは今日も良い一日を。また次回、お会いしましょう!

 

 

 

 

 

 

「水曜日のエミリア」

 水曜日のエミリア (字幕版)


みなさんこんばんは、ひろみです。明日は関東でも大雪になるとか、なんだか一段と寒い夜に感じます。(いま窓のそばにいるせいもあるけど…)みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、本日はおすすめの映画をご紹介します。

ついさっきお風呂で観終わったのですが、その名も「水曜日のエミリア」。

大好きなナタリーポートマン主演の作品です。

彼女の作品は目に止まれば必ずと言っていいほど観るので、こちらも時間があるときにとウォッチリストに入れていました。ただ、なんとなくポップなポスター(古い?)に「今は気分じゃないかなぁ」と1年くらいずっと避けていたのであります。ついこの間映画スイッチが入り、その勢いでやっとポチ。

もう、号泣しました。

 感動冷めやらぬうちにここに感想を書きたいと思います。ちょっとネタバレになるのでご容赦くださいませ。

 

産まれたばかりの娘の死から立ち直れないエミリア

職場で知り合い、不倫関係から子供を授かったことをきっかけに結婚したエミリア。しかしSIDS(乳児突然死症候群)によって生後数日の娘を失ってしまいます。娘はただいなくなったのだ、と淡々と現実受け入れようとしているエミリアでも本当は現実に何も向き合っていなかった…。というのがこの映画のポイントなのかなと観ていて思いましたが、実際に生後間もない我が子が何の予兆もなく死んでしまったら平静にいられるでしょうか。私だったら無理だと思います。何もなくなってしまったような、空っぽな状態で、現実を受け入れられなくてどこかに飛んで行ってしまうのではないだろうか。ましてや不倫中にできた子。愛し合って授かったと言っても世間の目から見ると略奪愛。それにより罰を受けたのではないか?と自分を責めたり、たとえそうでなかったとしても「自分の母乳がよく無かったのではないか」「着せた服が薄すぎたのか?」「抱っこに問題があったのではないか」ととにかく自分を責めまくると思うのです。そう考えるともう胸が苦しくって、今お腹に赤ちゃんがいることもあって冒頭から心がぎゅっとなりました。(後半は崩壊してしまいます)そんなエミリアと義息子、夫、前妻、エミリアの両親との関係が描かれている作品です。

 

懐かない義息子

娘を失ったエミリアに対し、わざとなのか何も考えずになのかは視聴者に委ねられますが、「ベビーグッズをEbayで売ろう。だって不用品でしょ」とか、心無いこと(にエミリアには聞こえてしまう)を言う8歳の義息子。仲良くしようとしてもちょっとしたアクシデントで仲良くなりきらない2人。事あるごとにエミリアの対応を前妻に報告する義息子。それによって罵声を浴びせられるエミリア。最初は「可愛くないこという子供だな」と思っていていた私でしたが、よく考えると彼はまだ8歳。そして親は離婚。妹は天国へ。きっと彼の心も想像以上に複雑で悲しみがいっぱいなはず。彼の言葉をどうやって受け取るか。それを考えさせられました。

 

優しい旦那も人間

弁護士なだけあったスマートでジェントルな夫。しかし、いつまでも態度を改めない妻・エミリアや、前妻との関係に疲れ果てついに彼もキレてしまいます。ちょうど今日

cakes.mu

を読んだばかりだったので、ここに出てくる旦那さんにリンクしてしましました。夫も一人の人間。幡野さんのお言葉を拝借すると、心が無限に広いのではなく、自らを削っているのだ。と。そして私の夫のことも思いました。一昨年、喧嘩ばかりして(私が一方的に彼を責めていた)とても辛い思いをさせていたこと。あのとき少しでも私の「はっ。これは私の問題だ。私が変わらなければならない。彼を潰してしまう」と言う気づきが遅ければきっと…と思うとゾッとします。苦笑

 

「私は悪くない」「いつものようにな」

映画の後半、エミリアが言います。「私は悪くない」。そしてつかさず優しい夫が「いつものようにね」と返す。ここに、映画の本質があると思いました。どんなに悲しいことがあったって、辛いことがあったって、結果を変えることも振り返ってやり直すこともできない。誰かを傷つけてもやり直すことはできない。失ったものは取り返すことができない。「私は悪くない」の一言は何も生み出さない。ふと、自分のことも顧みたシーンでした。そしてついに堪忍の緒が切れた夫。エミリアの謝罪を拒否し、ベビーグッズをエミリアに言われた通り、フリーマーケットサイトに出品します。(最終的には元に戻ったように思いますが、そこも視聴者の想像に委ねられているように思います)そこまで彼を追い詰めたエミリア。なんだか自分のことを振り返らざるを得ませんでした…。

 

立ち直れないのではなく、立ち直らない

確かに、エミリアはとても深い傷を背負っています。10ヶ月間大切に育てて、死ぬ思いで産んだ我が子がたった3日で旅たってしまうなんて、とてもじゃないけど受け入れられません。でもそれは、産んだ母親がいちばん悲しいんだ、私が一番辛いんだ、と思ったら違うのです。夫も悲しい。息子も悲しい。両親も悲しい。悲しみは、比べることはできません。比べるものでもありません。だからこそ、お互いがお互いを支えなくては慈しんで尊重して生きていかなくてはならない。そんなことをこの映画を通して感じました。エミリアが立ち直れないのは、彼女自身が立ち直ろうとしていないからなのです。

 

息子の描いた家族の絵

映画の中盤と最後に、息子が学校で描いた「家族の絵」が登場します。中盤では一瞬しか映らないのですが、それを観た前妻が怒って破ってしまうシーンが。と聞くとなんだかエミリアとパパ、自分の幸せそうな絵が描いてあるのかなと思いますが、実は絵にはパパと自分、ママが手を繋いでおり、空に天使になった妹、その隣に怒っているのかな?と言う雰囲気のエミリアが。これだけ見ると、息子はエミリアのことが嫌いなのでは…と思わせるのですが(私はそう感じました)、夫もエミリアも素敵な絵だとほめます。観終わったあと考えました。きっと彼にとって、パパはエミリアの夫、ママは前妻、妹は天使、エミリアは妹のママ。そのままの現実を受け入れていたのだと。無理やり「お父さんの新しいお母さんだから僕のママだ」と解釈することもせず、一人の人間として受け入れていたのではないか、と。最後のシーンであります。「イザベル(亡くなったエミリアの妹)は僕の妹で、エミリアは僕の妹のママだから家族でしょう?」と。彼にとっての家族。8歳の男との子にとっての家族とは一体どんなものだったのでしょうか。そもそも、家族ってなんなのでしょうか?

 

家族になること、そして気がつくこと

この映画を通して感じたことは主に2つ。家族「である」のではなく、家族「になる」ことがどれだけ大変で愛おしいものなのかと言うこと。籍を入れたからって家族になるわけじゃない。子供が産まれたからって家族になれるわけじゃない。ましてやその子供が死んでしまったら?

そして「気がつくこと」。なんでもそうだと思うのですが、何かあった時「はっ、これは自分へのメッセージなのかもしれない」と捉えることができるかどうか悲しみに一通り暮れた後、周りを見られるかどうか。特に大切な人の表情やコンディションに目を向けられるかどうか。その気づきが、大切なのだと。当たり前のことかもしれないけれど、誰だって悲しい辛いことがあるとエミリアのように自暴自棄になったり、優しくしてくれる人を傷つけたりしてしまいます。一度や二度は仕方のないことだと思うんです。お互い様だから。でも「親しき仲にも礼儀あり」ではありませんが、どこかで「はっ」と気が付いて謝って改めることが必要。悲しみも苦しみも、一人で乗り越えられません。一緒に支え合って励ましあって時間と共に癒えていくものだと思います。だからこそ、手を差し伸べてくれる人がいるうちに、最低限立ち直らなくてはいけない。そこまでの力は、人間にはあるように思います。

と、私自身、育ててくれた家族そして夫との関係を省みる良い時間になりました。いつも温かく見守ってくれる家族、そして支えてくれる夫、ありがとう。

なんとなく映画の評価は低めですが、私は好きな作品でした!気になる方はぜひここからチェックしてみてください。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。また次回、お会いしましょう!

 

 

どんなお産になるのだろう

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みなさんこんにちは、ひろみです。

今日はコートがいらないくらい暖かい都内。この時期が一番寒いはずなのに、なんだか少し寂しいです。みなさまいかがお過ごしでしょうか?

さて、今日はお産を目前にした私の心境を書かせてください。

先日もこんな記事書きましたが、

aoioi-love.hatenablog.com

ここで紹介させていただいたYouTube以外にも、最近見始めたチャンネルがあります。

それがこちら。

www.youtube.com

現役助産師である2人の女性が、妊娠・出産・育児に関するノウハウや考え方を発信しているチャンネルです。昨夜はMCの一人、ひろ先輩がご出産される動画を視聴し、思わず号泣。涙の理由は2つあります。一つは感動。命ってこうして産まれるんだなぁ、お母さんってすごい。赤ちゃんってすごい・・・そんな気持ちから。もう一つは痛み。笑 ひろ先輩という方は痛みにお強いイメージがあって、しかも助産師さんなので知識は私の何万倍も持っていらっしゃるはず。数々の妊婦さんも見てきたのできっと落ち着いていらっしゃるのだろう・・・なんて勝手に想像していたので、あまりにも痛そうな映像に恐怖を感じてしまいました。笑

改めて、世の中のお母様方を心から尊敬します。

出産後の動画でおっしゃっていたことも印象に残りました。

「赤ちゃんはお母さんの準備が整うのを待っている」

赤ちゃんが自分の意思で出てくるとも聞きますが、ひろ先輩は胎動が愛おしくてもう少し感じてたいな〜と思っていたから予定日を過ぎたのではないか、と話されていたり、出産当日あまりにも痛いので「また今度にしよう(出産を)」と思った瞬間陣痛が弱まってしまったりといったエピソードを紹介されていて、

「あぁ、お母さんの気持ちが赤ちゃんにはわかるのだな」

と思いました。

そう考えると私、まだまだあれこれやりたいことあるな〜と思っている今日この頃なのでもしかしたら予定日を過ぎるかもしれません。苦笑

「出ていきたいけど、お母さんの準備が整っていないからまだやめておこう」

そう思っていたらかわいそうだなぁ、と昨夜は涙が出てきてしまいました。笑

いったん緩んだ涙腺はなかなか締まらず、寝る前にまだ誰も寝ていないベビーベッドを覗き込む夫を見ては涙。嬉しくて涙が止まらず今朝はちょっと目が腫れています。

これもホルモンバランスの関係なのでしょうか。笑

一人一人、全く違うというお産。

私はどんなお産になるのだろう。と楽しみで仕方ない気持ちと、不安と恐怖と、赤ちゃんにやっと会える(10ヶ月ってやっぱり長い!余談ですが象は2年近くもお腹の中で育てるんだろうです。超尊敬)喜びとが混じり合っている今日この頃。

こんな感情を教えてくれたことにありがとうの気持ちです。

さて、そんなこんなで今日もしっかり動いて食べてリラックスして過ごしたいと思います。みなさまどうぞ良い一日を。

テラスハウスから思うこと

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みなさんこんにちは、ひろみです。今日はNetflixの人気番組、テラスハウスについて。

ご覧になっている方も多いのではないでしょうか?私も毎週欠かさず観ておりまして、いろんな気づきだっり、どきどきだったり、考えさせられています。過去にもこんな話をしたことがあるのですが、

anchor.fm

最近また思うことがあったのでそちらについて書かせていただきます。(全シリーズ観ている私ですが、今回は現在放送中の「テラスハウスTOKYO」より)

 

1. 別の考え方に触れることで自分の価値観が再構築される

結構前に卒業したメンバー、翔平さん。入居当初から働き方に対する考え方(詳細はこちらのブログにまとまっていたので引用させていただきます)

realsound.jp

について山ちゃんなどから非難合切浴びていましたね。特にテラスハウスって夢を持って突き進んでいるメンバーが過去も含めて多いので。私もプロのナレーターになる!という夢を持っているので、翔平さんの考え方には当初違和感を覚えました。

でも、価値観なんて違って当たり前

彼の発言を通して、

私はどうやって生きていきたいんだろう。どんな風にお金を生み出していきたいんだろう。どうやって死んでいきたいんだろう

と改めて考えさせられました。そしてやっぱり一番に浮かんだのは私の愛読書にもある通り、一つの道を極めるというものでした。

何がいいか悪いかなんて誰かに決められることではないです。大切なのは、自分がどうしたいか、そして自分が幸せかどうか、そしてそして自分の大切な人が幸せかどうか。ではないでしょうか。

2. 恋愛は自分を知れる魔法のツール

最近の回は恋愛!って感じがして楽しいです(笑)プロレスラーの花さんと、女優のビビさんがプロバスケット選手の凌さんの三角?関係。久しく恋愛をしていないので毎回彼女らの心境を想像しては、わぁ〜、キャァ、と叫んでいる私なのですが(以下は視聴後すぐのツイート)

本当に恋愛って楽しいこと嬉しいことの何百倍も、辛いこと苦しいこと切ないこと恥ずかしいこと悲しいことだらけ!!ですよね。

私も、高校生のとき初めて一目惚れをして撃沈したこと、自分を傷つけるような付き合い方をしたこと、好きという感情ではなく気がつけば執着心に苛まれていたこと、とにかくダサくて恥ずかしい思いをしたこと、乗り越えられなかった遠距離や国籍などなど、数々の切ないメモリーが一気にフラッシュバックしました。

でも、確実に言えることは

相手を想う気持ちは素晴らしい

ということ。損得勘定じゃなくて、ただ相手に会いたい、話したい、触れたい、付き合いたい、もっと深い関係になりたい、相手のことを知りたい、自分のことを知ってほしいと思える人に出会えたことがまずラッキーだし、それによってもたらされる様々な感情は恋愛を通してでないと決して味わうことができないと思います。そのときは苦い思い出になるかもしれないけど、いつか自分や別の相手のために活かすことができる。恋愛はこんなにも自分の中にカラー(感情パターンとでもいうのでしょうか)があるのか!と引いてしまうくらい発見がありますし、相手を通して自分を知る、究極の魔法だと思います。

何はともあれ、花さん、切ない気持ちを乗り越えて頑張ってほしいな、と思います。恋愛って素敵。

3. 批判されることは悪いことじゃない

これは今回のシリーズだけではないですが、ここまで人気番組になってくると過去と比べ物にならないくらいメンバーのアンチも多いんだろうなぁと思います。私生活をオープンにするってそれが売れる目的であったとしてもめちゃくちゃ恥ずかしいことですし、その中で自分の考え方や振る舞いを見せていくってとても勇気のいることだと思うんです。また、24時間ただ流しているだけではなくちゃんと編集されているわけで、

「あ、ここはこんな意図じゃなかったのよ・・」

ということも多々あるはず。それを承知で入居しているんでしょ!という意見もあるかもしれませんが、私はただただすごいなぁという目で見ています。

中でも卒業メンバーの流佳さん。当初はその美貌でメンバーを虜にしていましたが、次第に中身を指摘されるように・・。スタジオでもわいわい言われていましたよね。(余談ですが、スタジオの辛口コメントはたまに言い過ぎなんじゃないかと思ってしまう)そんな中、さらっと卒業することもできたと思うんです。でも彼は彼なりに成長しようと頑張っていた。そこまでやって最後の英語のスピーチ。あれをテレビの前でできるって、本当にすごいと思う。恥ずかしさやダサさアンチなどを乗り越えて、自分の意思を以ってやりきった彼に私は拍手を送りたくなりました。

彼らを観ていると、自分はまだまだ人の目を気にしているなとも思うんです。

私自身、ポッドキャスト

podcasts.apple.com

で語ったり、最近だとYouTube配信

www.youtube.com

も始めた私ですが、少しアンチっぽいご意見をいただくとすぐに怯んでしまう私。アンチコメントが全部悪ってこともないとは思うのですが、自分を否定されるってやっぱり怖い。でもそこで大切だと思うのは、

  • 自分の意思でやっている
  • 自分なりのロジックがある
  • 自分は違和感がない
  • 誰も傷つけていない(結果そうなってしまったら心から謝罪)

これらが満たされているのであれば、自信を以っていいんじゃないか。と。そして途中で「違ったな」と思ったらすぐに修正すればいい。誰にだって間違えはあるのだから!

そんなことを思わせてくれるシーンがあります。

4. 他を知り己を知る

最後に、ここ最近は英語のシーンが増えてきて嬉しいです。すなわちメンバーの国際色が豊かになってきました。最近、こんな悲しい記事を読んでひどく納得せざるを得な買ったのでなおさらです。

www.fsight.jp

外を見ることで自分を知ることができる、と思います。恋愛も似ています。相手がいるから自分を知れる。自分を知るということは生きていく術を得るということです。

メンバーがその国代表というわけでないですが、例えばビビさん。10代で日本にやってきて今も異国の地で頑張っている。他国で一人生きていくって、私が想像するよりうんとうーんとうーーーーんとしんどいことだと思います。私も5年前にアメリカへ留学した経験がありますが、そんなの比じゃないんだろうな、と。あそこまで日本語も流暢にするだけでも相当な努力があったと容易に想像できますし、親元離れて若い時からやってきたからこそあそこまで堂々と確立した意見が出るんだろうな、と。

いつだったか、スタジオのYOUさんが

「ロシア強えな」

とボソッとおっしゃっていましたが、私もそう思いました。悩みに差はないとはいえ、経験値が違うからこそ見ている景色も違って、当然悩みの段階も違ってくる。彼女を見ていると生きていく力を感じます。そしてそれはグローバル社会で生き残っていく力なのだと思います。

まだ上記の記事をお読みになっていないようでしたら、ぜひ一読くださいませ。

そんなことを思いながら、今日も今日とてテラスハウスを観る私でした。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。また次回、お会いしましょう。

 

 

 

 

いびき治療のお話

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みなさんこんばんは、ひろみです。

今日はいびき治療について、私の経験談をお話します。後半、ちょっと痛い話になるので苦手な方は要注意!です。本気で治したいと思われている方は必読!ではないかなと思いながら筆を進めています。

 

みなさんはいびきに悩んでいますか?自分がかいてしまうのは勿論のこと、家族や恋人のいびきで熟睡できないという方も少なくないのではないかと思います。

私はいびきをかく当事者でした。

いつからか分かりませんが、少なくとも大学生の頃からいびきをかいていたようです。家族に指摘されて気がつきました。(そもそもいびきって、誰かに言われないと気づけないですよね・・それがまた困る)

とは言え、「きっと疲れていたんだ」「飲んだあとだったからだ」「安眠できていればきっと治るはず」などと軽く考え、”治療しよう”などとは一切思わず過ごしていました。

優しい夫がベッドにいない!?

ところが、夫と付き合いだしてから考えが180度変わった出来事が。

普段から優しく忍耐力のある夫(当時は彼氏)が、ある朝目覚めるとベッドにいない。「あれ、どうしたんだろう」と探すとソファに寝ているではありませんか。暑くもないし、むしろ冷え込んだ朝なのに何でベッドに入っていないのか・・・私と一緒に寝たくないのか・・・?これは別れたいのサインなのか・・・?!と不安に思い訳を聞いてみると、とっても言いにくそうに「ちょっと・・いびきが気になって・・・」とボソリ。

そのときのショックといったらもう!

「こんな優しい人にまで言われてしまうほどうるさいいびきなんだ」

と言うショックと、

「熟睡していたのは私だけで、いつも彼を熟睡させてあげられていなかったのか・・・」

と言うショックでWパンチ。泣きました。

と言うことでその日中に治療できる病院を探して有給とって行くことに。こういうときの行動力って凄まじいですよね。That's 愛のパワー。

いびき治療で有名な耳鼻咽喉科との出会いと衝撃の事実

見つけたのはこちらの耳鼻咽喉科

gincolle.com

平日昼前に行きましたが、ソファに座れないくらい混み合っていてびっくり。いびきに悩む人がこんなに多いのか、と。

しばし待って診察へ。人懐っこそうなお医者さんが口の中を確認します。思い切り開けると

「あぁ〜、あなたの場合はほぼ100%の確率でのどちんこが大きいことですね」

と一言。

「のどちんこ?」

と思わず聞き返した私。

「そう、のどちんこ。ほらみてください。普通の人はこれくらいなんですが、ほら、あなたのはこんなに大きいでしょう?」

と写真と鏡で比較してくれるお医者さん。なるほど、確かに普通の人のより2回りくらいデカイ。

「このまま寝るとですね、喉にのどちんこが当たって、息をするたびに擦ってしまう感じになって大きな音が出るんです」

そんな単純な理由なのか。と納得した私。そして

「どうすればいいんですか?」

と尋ねると

「切除です」

と一言。

切除・・・。今思うと恐ろしくてたまらないのですが、当時の私は夫のために一刻も早く治療したい!の一心。恐怖は一切なく、むしろ

「そうなんですね!切ってください。お願いします」

と返答しました。ところが「今日すぐにというのは無理です。大事な身体の一部を傷つけることになりますし、じっくり検討してください。HPに経験者の声もたくさん載っているのでそれも読んで決断してくださいね」と帰宅することに。

帰宅後、少し冷静になってHPをのぞいてみると、恐ろしいほど生々しい声が載っているではありませんか。流石の私もビビってしまったのですが、ここで避けても悩みはついてくるのであればもうやるしかない!と1週間後に切除の予約を入れました。

のどちんこ、切除の日

そして1週間後。

カーテンで仕切られた個室(一人分のスペース)でまずは注射をしてじっくり麻酔を効かせます。何人もの患者さんが隣同士になっているらしく、中には切除したての方もいるようで、

声が、うまく、出せていない。。怖い。。。

ここでようやく我に返ったのか、「怖い!逃げたい!」という感情が出てきました。でも今更引き返せない、いや今だったら大丈夫か、なんて葛藤した私を少し落ち着かせてくれたのは、個室にあった経験者の声(アンケート用紙の冊子)でした。割と年配の方の声が多かったように記憶しています。「もっと早くやれば良かった」「後悔は一切ない」「ものすごく痛いけど今はやって良かったと思っている」そんな声が多数ありました。「ものすごく痛い」という声もたくさんあったのでもう半泣き状態な私でしたが、「もっと早くやれば良かった」に励まされ、順番を待ちました。

そしてついに私の番に。

最初診察してもらった部屋の椅子に座り、口を開けます。目の前にはお医者さん。喉に麻酔はしてもらいますが、頭も身体も目も意識があります。パッとみるとお医者さんの手には大きなハサミのようなものが。頭を固定されているのでもう逃げられません。

「怖い、逃げたい、でも声が出せない、頭も動かない、やるしかない・・・」

そんなことを思いながら涙目になって口を開け続けます。

「あれ、結構硬いな」

というお医者さんの声に更なる恐怖を覚えながらもうあとはされるがまま。ジョキジョキという音と共に、私ののどちんこが切られていくのをイメージせざるを得えませんでした。

「はい!一分〇〇秒だったね!」

と笑顔のお医者さん。どうやら終わったようです。一分。たった一分しかかかっていなかったのか、と驚き。数時間くらい痛みと恐怖に耐えた感覚がありました。終わったと言っても血がいっぱい喉を通るのがわかります。麻酔が切れたらどれほどの痛みなんだろうと想像したらそのまま卒倒しそうでした。

この後個室に戻るのですが、どうやって戻ったか、戻った後何をしたのかあまり記憶がありません。やっぱり、健康な身体に器具を使って傷をつけるのはいくら治療とはいえショックを受けていたようです。

数十分後。お医者さんが巡回します。口を開けると「よし、綺麗になくなったね。カラオケでも声よく出るよ」と一言。

そうなの・・?まだ声出せないよ・・?と半信半疑な私。そう、喉に傷を負っているためすぐに声を出すことはできず、また食事も2週間程度制限があるのです。食事制限は問題なかったのですが、仕事柄声はよく使うので術後すぐに出せなかったことも怖かったです。

帰宅後、涙をいっぱい浮かべながらLINEで今日の報告を夫にする私。疲れ果て、LINEもめんどくさくなった私は勇気を出して声を出すことに。ちょっとズキズキするけど出せました。出す勇気がなかっただけのようです。

治療の効果

その後どうなったかというと。

1週間ほど、豆腐とたまごスープ、ウイダーゼリーといった食事でしたが、比較的治りが早かった私は2週間目には通常の食事に戻りました。

そして肝心のいびきはというと・・・。ほぼ100%、消え去りました。たま〜に、疲れていると少しかいてしまうようなのですが、それも一瞬かつ小さな音だそう。以前の面影はゼロ。とのことで、泣いて喜びました。

勇気を出して行ってよかった。と心から思いました。

また、保険が適用されるのもありがたいポイントでした。また病院側も、積極的に「切除」を勧める訳ではなく、良い面も悪い面も考慮して「自分で」決断してください、というスタイルだったことも好印象でした。

怖い、痛い、でもやって良かった

いびきの原因は様々なので、まずはどこに原因があるのかを徹底的に調べてみることをお勧めします。でももし私と同じような方がいらっしゃれば、切ることを私はオススメします。ものすごく怖いし痛いです。でもその何万倍も快適な睡眠、愛する人との快適な時間が待っています。

結婚して、改めて思いましたね。結婚すると夫の実家や親戚の家に泊まることもあります。そんなとき自分のいびきで周りを起こしてしまったら申し訳ないですし、恥ずかしいからと言って気を遣って自分が眠れないのも辛い。

そう考えるとやっぱり、切除して良かったなと思うのです。

ちなみにカラオケでの声の出が良くなったかどうか?は分かりません。笑

でも以前はあった喉の違和感(今思うと、大きすぎるのどちんこがどこかに当たっていたのかな、と)は一切なくなりました。それだけでも快適です。

と、長くなってしまいましたが、どなたかのご参考になれば幸いです。また、これからちょうど切除する予定だという方がいらっしゃいましたら、絶対ハッピーな睡眠時間が待っているのでしばしの間頑張ってください!とお伝えしたいです。

それでは今日はこの辺で。また次回お会いしましょう!